アゼルバイジャン共和国のジェイフン・バイラモフ外務大臣は、日本公式訪問の一環として、茂木敏充外務大臣と会談を行いました。
2026年6月10日、アゼルバイジャン共和国のジェイフン・バイラモフ外務大臣は、日本公式訪問の一環として、茂木敏充外務大臣と会談を行いました。
会談では、日本がアゼルバイジャンの独立を最初に承認した国の一つであること、また、1998年の国民的指導者ヘイダル・アリエフによる初の日本公式訪問及び2006年のイルハム・アリエフ大統領による訪日が、アゼルバイジャン・日本関係の発展における重要な節目となり、政治・経済協力の拡大に大きな弾みを与えたことが強調されました。
会談では、アゼルバイジャンと日本の二国間関係の現状及び今後の発展の展望、政治対話の拡大、ならびに経済、貿易、投資、エネルギー、運輸、デジタル・トランスフォーメーション、イノベーション、教育、観光、スポーツ、気候変動対策その他の分野における協力について協議が行われました。
両外相は、2027年にアゼルバイジャン共和国と日本の外交関係樹立35周年を迎えることを強調するとともに、これまでの間、相互尊重、信頼及び友好の原則に基づく協力が多様な分野で着実に発展してきたことに満足の意を表明しました。また、この重要な節目が、二国間関係を一層深化させるための新たな機会をもたらすとの認識が示されました。
会談では、経済協力を拡大する可能性について検討が行われました。日本・アゼルバイジャン経済合同委員会の活動及び2025年9月に開催された同委員会第12回会合の成果が高く評価されました。双方は、日本・アゼルバイジャン投資協定を可能な限り早期に締結することの重要性を強調しました。
バイラモフ外務大臣は、アゼルバイジャンが日本国民を対象として導入を予定している査証免除制度について説明しました。両外相は、同制度が人的交流、観光及びビジネス関係の発展に一層寄与するとの認識を示しました。
バイラモフ外務大臣は、国際的な運輸・物流拠点としてのアゼルバイジャンの役割が拡大していることに言及し、地域及び世界の連結性を強化する上で、カスピ海横断国際輸送ルートが重要であると述べました。また、シルクウェイ航空が10年以上にわたり日本市場で積極的に活動していることが高く評価されました。さらに、アゼルバイジャンがカスピ海地域における重要なインフラ、9つの国際空港、貿易港及び最大規模の商船隊、ならびにアラート自由経済区を有しており、両国間の協力拡大に向けた幅広い可能性が存在することが述べられました。
双方は、エネルギー安全保障分野における長期的な協力の重要性を強調するとともに、世界のエネルギー安全保障の確保においてアゼルバイジャンが果たしている重要な役割に言及しました。アゼリ・チラグ・グナシリ油田及びバクー・トビリシ・ジェイハン・パイプラインの枠組みにおける既存の成功事例が高く評価されました。
学生交流プログラム、アゼルバイジャン国内の2大学における日本語教育、文化・人道分野の行事及び国際開発プロジェクトが、両国民間の相互理解と友好関係の強化に貢献していることが指摘されました。また、スポーツ分野における協力及び本年10月にバクーで世界相撲選手権大会が開催されることについて、満足の意が示されました。
会談において、バイラモフ外務大臣は、紛争後の地域情勢、解放された領土で進められている復旧・復興事業、ならびにアゼルバイジャンとアルメニアの関係正常化プロセスについて、日本側に詳細な説明を行いました。
双方はまた、中東及びウクライナ情勢を含む地域・国際安全保障上の諸問題、多国間協力、気候変動対策、持続可能な開発、ならびに国際機関の枠組みにおける相互協力について意見交換を行いました。
国家の主権、独立及び領土一体性を含む、国連憲章の目的及び原則を尊重することの重要性が強調されました。
会談では、このほか、相互に関心を有する二国間及び地域の諸問題についても協議が行われました。
会談終了後、両外相は記者会見において声明を発表しました。
訪問の最後に、両国外務省による共同プレスリリースが発表されました。